前回の話
前回は私達が希望する家の条件と、条件をそろえた各社の見積もりをもらって比較をしました。
その結果、アイフルホームさんをお断りすることになりました。その続きになります。
アイ工務店とレオハウスさんで200万程差額があったため、アイ工務店に値段の内訳について確認をしたのですが、その際にアフターメンテナンスに関する驚きの話をきかされました…(゜゜)
※見積の内容を見たい方は前回の記事をどうぞ↓↓
レオハウスとアイ工務店のイメージ
レオハウスは私のメールアドレスが上手く届かない不具合があって行ってみたいとは思っていたのですが思うように予約が取れず、検討した三社の中では土地が決まった後と見学にいくのがかなり遅くなってしまいました。
ただ、すぐにその土地を見に行って、朝は裏道になっているから交通量が多いけど基本的には静かなで良い場所だとか、向かいの家の人に聞いてくれたりしていました。
レオハウスさんは設計士の方が初めからついてくれるけれど天空率の件で勘違いがあったり、意見の汲み取りがアイ工務店さんに比べると上手くないなという思いがありました。
ただ、気に入るおうちになるよう間取りも何度でも書き直すし、付き合いますよという姿勢が嬉しかったです。
アイ工務店は天空率もしかりですが、ソフトを利用して日射を確認してくれていたり、最新の技術を使用しており、営業マンが優秀で家自体もオシャレな感じのするイメージだけど、値段の方もレオハウスさんに比べるといい値段になりそうだなというイメージです。
あとは営業の方は知識も多くて優秀だけど、お客さんの要望を叶えますよ!お客さんに合わせますよ!という感じで懸念点をこちらから言わないと出てこないところがあったので、トントン拍子で話が進んでしまうと建てた後に後悔してしまうそうなので、気を付けないといけないなという思いがありました。
金額やスペックについては下記の通りです。

ウッドショックについて

前回、書けなかったので、ウッドショックの話も少し。
今から建てるなら問題なさそうな価格まで下がっちゃってますが~…(^-^;)
実は私たちの移住先で今年度内に住民票を移せたら50万ほどもらえる補助金がありまして…
もしウッドショックで工期の遅れがあると50万円もらえなくなっちゃうんですね(><)
アイ工務店さんはコロナショック直後くらいに新しくひのき集成材の長期取引契約をしており、ウッドショック中であっても国内材なので不足はないし、値段が高騰したとしても契約した価格で取引できるということでした。
コロナ直後のアメリカ住宅市場の活況みて動いたようなタイミングなので、こういうところは対応スマートで賢い会社だなって感じます。
ただ、レオハウスもヤマダホールディングスと大手の力を使って木材を集めていること、現状木材不足が一番深刻だったGWでも着工遅れはなく、だんだん落ち着いてきていること。
もし遅れそうになっても、工期に余裕のある施主さんはいるので優先順位をつけて融通をすることはできるということで、問題はなさそうでした。
ちなみにアイフルホームさんもレオハウスと似た形で、工期に余裕のある施主さんと優先順位をつけて融通することは出来るけど約束は出来ないということで、あまり前向きではないお返事でした…
メンテ―フリー住宅について
前回の記事にも書きましたが、私たちは外壁・屋根によいものを使うことでメンテナンス費用を抑えてトータルコストが安くなるようにしたいと考えていました。
それぞれの見積もりは外壁は30年耐用出来るもの、シーリングは15年保証のものを使用してもらっています。
レオハウスさんについてはケイミューさんの「光セラ」で15年保証だけど、耐用年数は30年相当のもの。
私はこちらもずっと30年保証なのかと思っていて、たった今書いていて発覚しました…(・ω・;)エー
保証する場合って初期不良のような特殊なケースなので、必ずしも保証してもらう必要はないと考えているんですが…ちゃんと正しい内容を教えてほしい…orz
アイ工務店さんについてはニチハさんの「Fuge プレミアム」という商品を使用しており、四方相じゃくりのためシーリングに日光が当たらないということでしたが、中のシーリング自体は15年保証の物しか存在しないため、15-20年ごとに足場を組んで外壁のメンテナンスをするイメージでいました。
シーリングの劣化は紫外線によるダメージが主因だから隠れていれば大丈夫ということらしいんですが…正直、外壁剥がさないとシーリング見えないので劣化しているかどうかも確認できないから、その部分は外壁の交換時にやるのかもしれませんね…(^-^;)←
ちなみに光セラ・Fuge プレミアムともに15・30年保証なんですが、使用した年数によって保証額が減額されます。光セラは10年目以降、 Fuge プレミアム は3年目以降は使用年数によって保証上限額が減っていきます。
Fuge プレミアム 保証上限額 詳細
光セラ 保証上限額 詳細

私は耐用年数が長ければ必ずしも保証は必要だとは考えていないのですが、一応そういうシステムのようです(・ω・)ノ
アイ工務店で聞いたアフターメンテナンスの話
では長くなってしまいましたが、今回の本題に入ろうと思います。
見積もりを比較するとアイ工務店とレオハウスで200万程差額があったため、どうして200万円の差額が出てしまうのか、レオハウスの見積もりをもってアイ工務店へ行って聞いてみました。
3社の見積もり比較表(画像クリックで拡大)

見積もり項目自体が結構違ったので、似た内容のものは私が同じ項目にまとめてしまっています。
金額が大きいのは基本図面設計料や管理諸経費・安全管理料など工事にかかる代金や申請手続き・太陽光発電の値段・浄化槽の値段のあたりが値段の違いという感じでしょうか…
アイ工務店で使用している太陽光発電は、パナソニックでアイ工務店用に製造している物で他の太陽光発電に変更は出来ないようです。
アイ工務店が水回り設備(キッチン・お風呂・トイレ)のグレードが高いことは聞いていましたが、それだけで200万円の差額は出ないだろうしなぜここまで値段が違うのか?ということを聞きました。
仕様部材も細かく違うと思うのでそのまま値段比較されても困ると言うのはあると思いますけど…(^□^;)
アイ工務店さんは躯体および水回り設備や防蟻等に関する20年保証をしているんですが、その中の保証内容として10年目にシーリングの張替工事の値段が含まれていて、外壁工事には100-150万くらいかかるのでそれを考えると差額は大きくないです、という回答をもらいました。
いや…10年目にシーリングを変えなくていいように、良い外壁材とシーリング材にしてもらっているのでは…(・ω・)?
こう聞くと、15年保証のシーリング材を使っていても、10年の点検のタイミングでシーリングの貼り替えをしないと家本体の水漏れなどのメーカー保証を続けられないはずだということでした。
はい?(・ω・#)
15年保証のシーリング材を使って建てたのに、家本体のメーカー保証を続けたかったら、毎10年ごとに足場組んでシーリング材の張替工事を行う必要があるってことなんですけど…
そんな馬鹿な話あります…? (# ゚Д゚)
また、アイ工務店のようにFugeプレミアムで四方相じゃくりという工法※にしたとしても、窓回りなんかはコーキング材を入れるしかないということ。シーリングに良いものを使っても、その上に塗っているコーキング材は10年しか持たないはずだから、どんな会社であってもコーキングの張替は起きるはず。
(ちょっとこのシーリング・コーキングの説明は後から調べてみたり、他のメーカーでは窓枠回りも壁と同じシーリング材を使用しているという回答だったのでよくわからないですが…とりあえず家本体の保証を延長したければ、10年のタイミングで補修する必要があるということにみたいでした。)
相じゃくりはシーリングの露出がないからメンテナンスがいらないようなこと言ってませんでしたっけ……(# ゚Д゚)ゴルァ
アイ工務店さん優秀だから、たぶん(その部分は)メンテナンスが要りませんとかそういうことなんやろな…(´ºωº`)
広告も…たしかに嘘ではないな… (´ºωº`)

アイ工務店さんには、もしシーリングの張替なしで家本体の保証を延長出来るって言われても、書面でやりますっていう会社名義の一筆をくださいって言ったら絶対出来ないと思うので、とまで言われたんで本当にできないんだと思いますが…
レオハウスさんや他のメーカーでも、ずっと足場組んだ工事をなくしたいから外壁材とかは良いものを使ってほしいってずっと言っていたんだが…?
営「外壁材は●●を使用してます。メンテナンス費用が安くなりますからね~」
私「はい~すごく嬉しいです~!!(*^▽^*)ニコニコ!」
みたいな会話してたはずなんだが?(# ゚Д゚)
何回も!
青天の霹靂すぎて話されてる間、ずっときれてました…
別にアイ工務店さんだけが悪いわけじゃないよ?
でもさ、なんなん…それ…
張替もお金かかるからスパン長い方がいいだろうけどさ、なんなん?なんなん?
一応レオハウスにも次回打ち合わせ時に確認を取ると、はじめはそんなことないですよーという返事だったんですが、アイ工務店さんの言い方考えるとさすがにあれは嘘とは思えず…
再度電話で旦那に確認してもらうとメーカー保証は最長60年だけど、保証を続けるためにはシーリング材の張替が必要。
メーカー保証を継続するお客さんは1割にも満たないということでした…(-ω-;)オイオイ
15年保証のシーリング材を使っていても、10年の点検のタイミングでシーリングの貼り絵替えという謎の事態が発生してしまうって…(-ω-;)
どうなってんの住宅業界…
実際、後から10年点検などの単語と一緒に検索すると、知恵袋なんかで10年点検にあった方の質問が出てきたりしました。
建てようと思った段階では10年点検の内容はググりませんから…
今回の打ち合わせで聞いたのが初めての内容でしたね…(;ω;)
単純に安い外壁やシーリング材を使用していてメンテナンスの話を聞いていなかったと思われる人もいましたが、長期耐用塗料で建てたのに10年点検で外壁の塗装を勧められている方もいますね…(゜□゜;)

ただ改めて調べてみると、私のように15年保証なのに10年でシーリングを打ち替えという内容で怒っている人はあまりいなかったです。
ニチハさんのプラチナシールは2014年発売、ケイミューさんのスーパーKMEWシールは2013年には存在していたようですが正確な発売日がわかりませんでした…
高耐久シーリング材が普及してきた年代の人が10年点検に入るころには点検の基準が変わる可能性はありますが、現状は難しいのかもしれませんね。
メーカーの工事だとだいたい150-300万くらいの請求になるようです。
外部のリフォーム業者に頼むことで安くはなるようですし、相見積もりを取って担当者に交渉するという手もあるようでした。
あとは延長保証するにしても、しないにしても、お金の工面は必要になります。
迷いましたが、せっかく外壁材をよくしてメンテコスト抑えようとしてるのに、毎10年ごとにシーリング張替工事されたのでは無意味になってしまいます…
初期不良が無くてシーリングの張替や塗装・張替を怠らなければしっかり持たせることが出来るのではないかと、なのでメーカー保証は切ってもいいんじゃないかということで話し合いました。
ちなみにうちの実家は10年点検で保証の延長にはシーリングの張替等が必要と言われて、保証は切ってを高所作業車借りて自分でやろうとしたけど3階建てはさすがに無理で、外部業者にお願いしたと言っていました(-ω-)
建てた後の保証やアフターメンテナンスとかも気にしてたんですけど…
どうせ保証切るなら…ということで、色々な前提が崩れましたね…(´-ω-`)ナンジャソリャ
まとめ
なんかね…住宅業界…
どこでもそういう仕組みなら最初から言えって思いませんか…(;ω;)
あとから知るとガッカリします…(><)
ただ旦那と話していて家は1回に売る額が大きくて誇大広告や紛らわしいことを言ってもお客を取られてしまうと1回が大きくて多数のお客さんを取られてしまうから、みんなそうなるしかないんじゃないのかなと思って納得しちゃいましたね…(・ω・;)
お客さんも家をそう何度も建てたりしませんから、サイクルの短い商品と違って次はそこで買わない、とか防ぐこともできないですもんね…(´・ω・`)
次回はこの結果を受けて、ハウスメーカーをアイ工務店に決めたところの話をしようと思います。
話の続きはコチラ↓↓
コメント
初めまして。
ブログ大変参考になります。
その保証いりません!って外すことはできないんですよね?
だから困ってるんですよね(笑)
コーキングは劣化していなくても、10年後に打ち替えてくれるんでしょうか?
サイディングの、あいじゃくりの下のコーキングもやってくれるんでしょうか?
初めまして、家おたくさん。
そうですね。保証を外すことはできないと聞いています。
点検の規定や契約ではなく慣行として、どこのメーカーでも家の躯体をメーカー保証をするために劣化が目に見えなくても交換するという趣旨の話をされていました。
このあたりの話は契約ではないので、担当の営業さんに直接確認された方がいいと思います。
過去のお客さんでは何割の人が10年点検時にコーキングの交換をしたか、とかなら教えてくれると思います。
20年保証になったのが最近なので、コーキングの提案をした割合が分かれば確実だと思うのですが…(><;)
相じゃくりの下のコーキングについては確認していないので、今週末の打ち合わせの時に聞いてみようと思います。
またこちらの返信かブログの記事で書くようにしますね。
相じゃくりしたのコーキングの件、返信かなり遅くなってしまって申し訳ありません。
確認したところ10年点検時に行う補修は相じゃくり下ではなく窓回りのコーキングということでした。
相じゃくり下は日光が当たらないので問題ないということなのかなと思います。