こんにちは。みさみさです!
今回は湊かなえ原作のドラマ「落日」について書いていきたいと思います。

今回は湊かなえ原作:ドラマ「落日」についての記事です!
- 湊かなえさんの小説が好き
- ミステリーが好き
- 湊かなえさん原作の映画をよく見る
- ドラマ「落日」に興味がある
- ドラマ「落日」ってどんな話なのか知りたい
- ドラマ「落日」についての考察が見たい

湊かなえさんの「落日」のドラマが気になってます!

ドラマ「落日」についての考察が気になってます!!
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ドラマ「落日」
2023年 全4エピソード
1話の長さ:48〜54分
- ドラマ「落日」の概要、あらすじ
- ドラマ「落日」の出演者について
- ドラマ「落日」を見た感想・見どころ
- ドラマ「落日」についての考察
概要
ドラマ「落日」は、湊かなえの小説を原作とした2023年放送のWOWOW「連続ドラマW」作品。
全4話のヒューマンミステリーで、映画監督・長谷部香(北川景子)と脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)が、過去の殺人事件と自身のトラウマに向き合う姿を描く。竹内涼真、久保史緒里、黒木瞳ら豪華キャストが出演。虐待や家族の闇をテーマに、「知ること」の意義を問う物語が展開。夕日の映像美と湊かなえ特有の心の機微が魅力で、イヤミス感を抑えた希望の余韻が特徴。
- 原作:湊かなえ
- 監督:内田英治
- 脚本:篠﨑絵里子
- 音楽:小林洋平
あらすじ
映画監督・長谷部香(北川景子)は、15年前の「笹塚町一家殺害事件」を題材にした映画を撮るため取材を重ねる。脚本家の甲斐真尋(吉岡里帆)は、姉の死の真相を探りながら脚本執筆に挑む。
事件を追う中、香の過去や真尋の姉・沙良(久保史緒里)の秘密が明らかに・・・過去と向き合う二人の葛藤と、事件の真相が交錯する湊かなえ原作のミステリー。
登場人物・キャスト
長谷部香(はせべ・かおり)/北川景子
デビュー作で大きな賞を受賞した映画監督。
次回作として故郷の笹塚町で起きた殺人事件を題材にする。
- 生年月日:1986年8月22日生まれ
- 出身地: 兵庫県神戸市
- 身長:160センチ
- 血液型:O型
- 夫はタレントのDAIGO
- 美少女戦士セーラームーン
- 間宮兄弟
- ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
- チェリーパイ
- HERO
- 君の膵臓をたべたい
- 探偵はBARにいる3
- スマホを落としただけなのに
and more
まずは主演の北川景子さんのプロフィールとこれまでの出演作品です。
どれも知っている作品ばかりなんですが、やっぱりセーラームーンのイメージが強いかもです。役柄云々よりも、確かセーラー戦士のメンバーがずっと仲良しっていうお話を聞いてめちゃ印象に残ってますね。
甲斐真尋(かい・まひろ)/吉岡里帆
脚本家で笹塚町出身。
香に声をかけられ立石沙良について取材を始めるが・・・
- 生年月日:1993年1月15日生まれ
- 出身地: 京都府京都市右京区
- 身長:158センチ
- 血液型:B型
- あさが来た
- カルテット
- ごめん、愛してる
- きみが心に棲みついた
- ガンニバル
- 時をかけるな、恋人たち
and more
そしていつも可愛い吉岡里帆さんのプロフィールと出演作品の一部です。
吉岡さんと言うと「どん兵衛のきつね」のイメージと、シュークリームを美味しそうに頬張る有名なGIF画像が最初に出てきちゃうんですよね(笑)
わりと可愛らしいイメージの役が多い気がするんですが、今回の役はちょっと野暮ったい感じなのでギャップがあります。
立石力輝斗(たていし・りきと)/竹内涼真
元引きこもり。
妹を刺殺し、両親も殺害した罪で死刑宣告を受けている。
- 生年月日:1993年4月26日生まれ
- 出身地:東京都町田市
- 身長:185センチ
- 血液型:A型
- 趣味・特技:歌とサッカー
- 得意料理はカレーとチーズフォンデュ
- 仮面ライダードライブ
- 連続テレビ小説「ひよっこ」
- 過保護のカホコ
- テセウスの船
- 君と世界が終わる日に
- 青空エール
- ラストコップ
- センセイ君主
- 六本木クラス
and more
そして竹内涼真さんのプロフィールとこれまでの出演作品の一部です。
竹内涼真さんと言えば、私はやっぱり「六本木クラス」ですねー。もうあの役は大好きです!!
ちなみに今回は全く真逆な役どころと言うか・・もう暗いオーラ漂う死刑囚なので今までと違う雰囲気の竹内さんが見れますよ!!
その他の登場人物・キャスト
大畠凜子(おおはた・りんこ)/黒木瞳
脚本家で真尋の師匠的存在
立石沙良(たていし・さら)/ 久保史緒里(乃木坂46)
力輝斗の妹で高校生。力輝斗に殺されてしまう
甲斐良平/宮川一朗太
真尋の父親
甲斐千穂/ 駒井蓮
真尋の姉。香とは幼稚園の同級生
感想・見どころ
※若干のネタバレ含みます!!
湊かなえ原作のドラマ「落日」見てみました。
やっぱり期待通りで面白かったです!!!
- 香と真尋の成長:過去を知ることで、二人にどんな変化が?北川景子と吉岡里帆の演技がすごい!
- 「知ること」のテーマ:事件の真相だけでなく、心の真相を知る瞬間の感動
- 夕日の美しさ:「落日」のタイトル通り、視覚的にも心に残るシーン
これからドラマを見る方はこの3つのポイントを頭において見てもらうといいかも!!
そして率直な感想ですが・・適度なイヤミス度合いで、湊かなえ作品のわりには少しスッキリした印象で見終えることができました。と言ってもそこはイヤミスの女王原作のドラマなので全話を見終わって、胸にずっしりくる何かを感じています。
北川景子演じる長谷部香と吉岡里帆演じる甲斐真尋が、15年前の「笹塚町一家殺害事件」を追いながら、それぞれの過去と向き合う姿に引き込まれましたね。
知ることで救われるのか、知らないほうが幸せだったのか?
特に、作中で何度も出てくる「知ること」というキーワード。過去を知ることで人は救われるのか、それとも知らないほうが幸せだったのか?なんてことを考えてしまいました・・
さて、ここからは実際にドラマ「落日」を見終わっての感想を、若干のネタバレを含んで書いていきます。いくつかの見どころポイント、個人的に気になったポイントも書いていきます!!
豪華キャストの演技力にハマる!
- 北川景子の迫真の演技
- 吉岡里帆の繊細な変化
- 竹内涼真の意外な死刑囚役
- 久保史緒里のサイコパス演技がヤバい
まず最初の注目ポイントですが、やっぱり演じている俳優さんたちの演技力が素晴らしいんですよね。
北川景子の迫真の演技、吉岡里帆の繊細な変化、竹内涼真の意外な死刑囚役、黒木瞳さんのシゴデキ上司・・などなどあげたらきりがないんですが、今回ここでピックアップするのは立石沙良(たていし・さら)役の久保史緒里さん!!
久保史緒里さんのサイコパス演技がガチやばくて震える
皆さん学生時代なんかに、可愛いのに人のものを欲しがるとか、人のあしを引っ張るだとか、そんな人いませんでしたか?
そんなタイプの人の最上位版のような「ガチのサイコパス」が今回久保史緒里さんが演じている立石沙良なんです。可愛いんですよとっても・・・・ここはあえてこれ以上は書きませんのでぜひドラマを見てください。
西野カナもびっくりするくらいに震えます。
「落日」の物語と「過去」の描き方
「落日」は、映画監督の香と脚本家の真尋が、過去の事件を題材にした映画制作を通じて、自身の傷と向き合うヒューマンミステリーです。
香は虐待を受けた子ども時代を背負い、真尋は姉の死という喪失を抱えています。二人が追うのは、竹内涼真演じる死刑囚・力輝斗が関与した一家殺害事件。この事件が、香と真尋の過去と微妙にリンクしながら、物語を複雑に、でも深く進めていきます。
香と真尋の過去と事件が微妙にリンクしている!
湊かなえ作品といえば「告白」や「Nのために」のような、人の心の闇をえぐる「イヤミス」感が有名。でも、「落日」はそこまで後味が悪くはなく、希望の光を若干感じられるのが特徴。
4話まで見て特に印象的なのは、過去が単なる「悲劇」として描かれていないこと。香の虐待の記憶や真尋の姉の死は、ただのトラウマじゃなく、彼女たちの「今」を形作る一部として丁寧に描かれています。
これ、湊かなえのすごいところですよね。
過去と向き合うって簡単じゃないけど避けられない。そんな重みが毎話じわじわ伝わってくるんですよね。
「知ること」の繰り返し・作中のこだわり
4話までで、めっちゃ耳に残るのが「知ること」という言葉。
香は力輝斗の過去を知ろうと取材を重ね、真尋は姉の死の真相を知るために事件を掘り下げますが、この「知ること」が、物語の推進力になってるんです!!
「あなたは知りたくないの?」
例えば、香が真尋に「知りたくないの?」とにじり寄るシーンや、力輝斗と面会するシーン。香の「知りたい」という執念が怖いくらいに伝わってきました。というか、結構こわかったです・・(笑)私もあんな感じでにじり寄られたらたとえ北川景子さまでも後退りするでしょうね・・
終盤では、真尋が姉の沙良の行動の真実を知る瞬間があって、そこもまた心が締め付けられる感じがしました。亡くなってしまった人に対して「何も知らなかったんじゃないか」と葛藤するんですよね・・もうはっきりした答えは返ってこないのに。
湊かなえって、こういう「知る」瞬間の衝撃を、読者や視聴者にガツンと届けるのが上手いですよね!!「落日」ではそれがミステリーの謎解きだけでなく、登場人物の心の動きとリンクしてるから、ただのサスペンスで終わらない魅力に感じるのかもしれません。
知ってよかった?知らないほうがよかった?
されさて、ここからちょっと考察タイムに入ります。
「知ること」は、香や真尋にとって本当にプラスだったのか?それとも、知らないままのほうが幸せだったのか?4話までの展開を振り返りながら、私なりに考えてみます。
- 知ってよかったのか?
- 知らないほうがよかったのか?
長谷部香の場合:過去を知ることで見えたもの
香は、虐待を受けた過去を封印しようと生きてきたけど、力輝斗の事件を追う中で否応なく自分の記憶と向き合います。
香が母親との関係を思い出すシーン、あの回想・・めっちゃ重く刺さりました。
香にとって過去を知ることは、傷をえぐられる痛み・・でも同時に、彼女が映画監督として「伝えたい物語」を明確にするきっかけにもなってるんですよね。
幼い頃に励まし合っていた隣の子は、沙良ではなく力輝斗だったと知ってしまった
そして香にとっての最初の「知ってしまったこと」がこの「幼い頃に励まし合っていた隣の子は、沙良ではなく力輝斗だった」という事実。ここから話が展開していくのですが、自分が心の支えにしていたことがいきなり崩れていくって・・キツすぎます。
ここで思うのは、香にとって「知ること」は単なる苦しみじゃなく、自分を再定義するチャンスだったんじゃないかなと。
湊かなえ作品にはよくあるけれど、「トラウマって向き合わないとずっと影を落とす」んです。でも知って、受け入れて、初めて前に進める。
香のあのちょっと頑なな表情が、4話の終わりではちょっと柔らかくなった気がしたの、私だけでしょうか?
甲斐真尋の場合:知ることで失うもの
一方の真尋は、姉・沙良の死の真相を知る過程で、理想化していた姉のイメージが揺らぎます。
真尋にとって「知ること」は姉との思い出を壊すリスクを伴う・・・でも知らないままだと、彼女はずっと「姉の死の理由」を背負って生きていくことにもなる。
知ることで失うものと得るもの、どっちが重い?
ここで、湊かなえが投げかけてる問いって、「知ることで失うものと得るもの、どっちが重い?」ってことだと思うんです。真尋の迷いが、視聴者に「あなたならどうする?」って問いかけてくる。
個人的には、真尋が真実を知ることで、姉との新しい関係性を見つけられたのではないかなと思ってます。
湊かなえの描く「知ること」の二面性
湊かなえの作品って、いつも「知ること」の二面性を突きつけてくる気がするんですよね。
「告白」でも、真相を知った生徒や教師がどう変わるかが描かれていましたが、「落日」はもっと優しめな視点で描かれている感があります。
香や真尋が過去を知る過程は、確かに痛みを伴うけどどこか希望を感じるんです。特に、タイトル『落日』のモチーフ—夕日が沈むけど、また朝が来る—ところがそれを象徴している気がします。
夕日のシーン、最終話でも美しかったですよね。
あの光景、香と真尋の心の動きとリンクしてる気がして、毎回ちょっと泣きそうになります。
過去は沈む夕日だけど、新しい日は必ず来る
湊かなえはインタビューで、「落日」の着想がミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の「サンライズ・サンセット」にあるって語ってました。過去は沈む夕日だけど、新しい日は必ず来る。そんなメッセージが、「知ること」の先に待ってるのかもしれない・・・
視聴者として考える:私たちは過去をどう知る?
ドラマを観ながら、自分ごととして考えてしまいました・・・
過去の嫌なこと、知らずに蓋をしてることもあるけど、向き合ったら何か変わるのかなって。
香や真尋みたいに勇気を出して過去を掘り起こすのって、めっちゃ怖いですよね。でも「落日」を見てると、知ることで傷が癒えたり、新しい自分に出会えたりする可能性を感じるんですよね。
このブログを読んでくれているあなたはどう思いますか?
過去を知ることで救われた経験、または知らないほうがよかったと思ったこと、ありますか?
「落日」は、そんなことを考えるきっかけをくれるドラマ。湊かなえの作品って、いつも心に小さな波紋を残すから厄介ですよね(笑)
最終話の余韻に浸りつつ、映画が作られたらいいななんて思ってますが、実際どうなんでしょうね。噂はあるとかないとか・・でも落日が映画化される未来があるなら、楽しみで仕方ないです。
って、このセリフドラマの中の「スターウォーズ」のくだりみたいでしたね(笑)
まとめ
北川景子、吉岡里帆、竹内涼真さんの豪華キャストの演技力と過去のトラウマや真実を知り「向き合う」ところに希望が見える、イヤミスにしてはまだ見やすいドラマでした。
- 北川景子の迫真の演技
- 吉岡里帆の繊細な変化
- 竹内涼真の意外な死刑囚役
- 重い社会問題
- 知ることの重さ
ドラマ「落日」あなたはどの「知る」のシーンが心に残りましたか?
まだ見てない人も、過去と向き合う深い物語にハマるはず。ぜひチェックしてみてくださいね!