湊かなえ原作映画全作品を徹底紹介!イヤミスの女王が紡ぐ衝撃ミステリーを映画で堪能

湊かなえ原作映画全作品を徹底紹介!イヤミスの女王が紡ぐ衝撃ミステリーを映画で堪能 コラム

こんにちは。みさみさです!
今回は【湊かなえ原作映画全作品を徹底紹介!イヤミスの女王が紡ぐ衝撃ミステリーを映画で堪能】というタイトルで「湊かなえさん原作の映画」全作品について徹底紹介して行きます!!

今回は「湊かなえ原作全作品徹底紹介」です!!


この記事はこんな人におすすめ
  • 湊かなえさんの小説が好き
  • ミステリー映画をよく見る
  • 湊かなえさん原作の映画を見たい
  • 最近イヤミス映画が気になる
  • ミステリーやサスペンスが好き
  • 湊かなえ作品のおすすめが知りたい




湊かなえさん原作の映画でおすすめが知りたい!

湊かなえさんのイヤミス映画全作品教えてほしい!


この記事を読んでわかること
  • 湊かなえ原作映画のおすすめ
  • 湊かなえ原作映画全作品紹介
  • 湊かなえ原作映画のあらすじや感想
  • 湊かなえ原作映画のキャスト出演者情報
  • イヤミスとは?



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湊かなえとは?イヤミスの女王の魅力

湊かなえさんといえば、「イヤミス(嫌な気持ちになるミステリー)」の女王として知られ、読者の心を揺さぶる心理描写と衝撃の展開で数々のベストセラーを生み出してきた超人気作家。


彼女の小説は、緻密な伏線と人間の闇や光を描くストーリーが特徴で、映画化された作品もその世界観を色濃く反映しています。

イヤミスとは「嫌な気持ちになるミステリー」のこと


湊かなえさんは1973年広島県因島市生まれ。
2008年「告白」で一躍注目を集め、週刊文春ミステリーベスト10第1位や第6回本屋大賞を受賞。


以来、「イヤミス」の代表的作家として、読後感がザワザワするミステリーを次々と発表しています。彼女の作品は、登場人物の心理を深く掘り下げ、日常の中の闇や複雑な人間関係を浮き彫りにするスタイルが特徴。


映画化された作品も、原作の緊張感や感情の揺れを見事に映像化し、観客を引き込む力があります。


2008年『告白』で一躍注目を集める


湊さんの小説はただのミステリーにとどまらず、家族・友情・愛憎といった普遍的なテーマを扱い、観客や読者に「自分ならどうする?」と考えさせる力があります。映画では、豪華キャストと実力派監督がその世界をさらにドラマチックに表現!


では、早速全7作品を公開順に紹介していきます!



湊かなえ原作映画全7作品

  • 告白
  • 贖罪
  • 北のカナリアたち
  • 白ゆき姫殺人事件
  • 少女
  • 望郷
  • 母性

※公開順


湊かなえ原作の映画全7作品一覧はこちら。
次項から各作品についての詳細、あらすじやキャスト、見どころなどを書いていきます!!


告白

映画「告白」劇場予告


あらすじ
中学校の終業式、1年B組の担任・森口悠子(松たか子)は、愛娘の死が事故ではなく、クラスの生徒による殺人だと告白。犯人である少年AとBを名指し、復讐を宣言する。彼女の言葉をきっかけに、少年たちや周囲の生徒、親たちの運命が狂っていく。章ごとに視点が変わる連作ミステリー。

キャスト
松たか子、岡田将生、木村佳乃、西井幸人、橋本愛

見どころ
  • 松たか子さんの迫真の演技
  • 中島哲也監督の極彩色
  • イヤミスの衝撃


まず最初に紹介するのは湊かなえさんといえばこれ!「告白」です。


見どころポイントとして1番の魅力は「松たか子さんの迫真の演技」だと思います。淡々とした口調で復讐を語る森口の冷徹さと、母の悲しみが共存していて、とくに冒頭の30分に及ぶ独白シーンは圧巻!


そして「下妻物語」の監督が手掛ける、鮮やかで不気味な映像美。スローモーションやポップな音楽が、物語の重さを際立たせていて、原作の「誰も救われない」読後感を忠実に再現。

イヤミスの衝撃が突き刺さります!

ちなみに私が動画配信サービスで初めて課金して購入したのがこの「告白」でした!むしろこの作品を家でみたくて配信サービスに登録したと言ったほうがいいかも。とにかくこの「告白」は絶対に見てほしい作品のひとつです。

原作との違い

原作は6章の独白形式で、各章の語り手が異なる。
映画は森口と少年A・Bを中心にストーリーを整理し、視覚的なインパクトを強化。
原作の内省的な語りは、映像で感情的なシーンに変換されている。

告白:おすすめ理由
湊かなえの代表作。興行収入38.5億円の大ヒットで、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。イヤミスの入門として最適で、松たか子の鬼気迫る演技は必見。復讐の連鎖と人間のエゴに震撼したい人に!




贖罪

WOWOWプラス【公式】Xより

あらすじ
田舎町で小学生のエミリが殺され、目撃した4人の同級生(蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴)は犯人を特定できず、母・麻子(小泉今日子)から「償い」を強いられる。15年後、4人の女性はそれぞれ異なる人生を歩むが、過去の罪と向き合う運命に引き戻される。オムニバス形式のミステリー。

キャスト
小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴

見どころ
  • 黒沢清のモノトーン演出
  • 豪華女優陣
  • テーマの深さ


次に紹介するのは湊かなえ原作「贖罪」です。


「え?贖罪ってドラマじゃないの?」
と思った方たくさんいると思います・・

第69回ヴェネツィア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門にて、再編集版「贖罪 インターナショナル版」が正式招待作品として上映され、その後カナダやフランスなどでも公開


実はドラマ放送後、日本国内でも劇場特別上映され、なんとヴェネツィア国際映画祭では再編集版の「贖罪 インターナショナル版」が正式招待作品として上映されていたんです!!


その後もカナダ、スペイン、フランス、韓国でも上映されているので今回は「湊かなえ原作映画」の中にカウントさせていただきました。

この「贖罪」テーマも重苦しいですが、モノクロに近い色調で重苦しい雰囲気がさらに倍増・・小泉今日子さんの演技も普段のイメージとは全く違います。イヤミスの「イヤ」を重ねた最後にさらに来る「イヤ・・」にちょっと絶句してしまいましたが、見てよかったです。

原作との違い

元はWOWOWの連続ドラマとして放送され、後に劇場版として再編集。原作の5章構成を忠実に踏襲するが、ドラマ版は各話の独立性が強く、映画版は全体の繋がりを強調。原作の文学的な語りは、映像で視覚的な象徴に置き換えられている。

贖罪:おすすめ理由
告白に続くイヤミスの傑作。ヴェネチア国際映画祭で上映されるなど国際的な評価も高い。罪と償いのテーマに興味がある人や、女優陣の演技バトルを見たい人にオススメ!



北のカナリアたち

湊かなえ原作映画:北のカナリアたちの出演者たち
東映ビデオ


あらすじ
北海道の離島で教師をしていた川島はる(吉永小百合)は、6人の生徒と穏やかな日々を送っていた。しかし、ある事件をきっかけに島を去り、20年後に再び生徒たちと再会。過去の事件の真相と、はるの人生が明らかになる。原作は短編集「往復書簡」の「二十年後の宿題」。

キャスト
吉永小百合、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、森山未來

見どころ
  • 吉永小百合の存在感
  • 北海道の美しい風景
  • ミステリーと人間ドラマ


続いて紹介するのは吉永小百合さん主演の「北のカナリアたち」
この映画は湊かなえファンやイヤミスファン以外にも単純に吉永小百合さん目当てで見た方も多そうな印象です。

他の湊かなえ原作映画に比べると、北海道の風景の効果も加わってか「イヤミス度」がそこまで高くないので、重苦しい雰囲気があまり得意でない方はこの作品から見てもいいかもしれません。


原作との違い

原作は短編で、はると生徒の往復書簡を中心に過去が描かれる。映画は長編化し、はるの視点や生徒たちの現在を詳細に追加。ミステリーより人間ドラマを重視し、原作の暗さを和らげた。

北のカナリアたち:おすすめ理由
湊かなえの感動作寄りの作品で、イヤミス初心者にも親しみやすい。吉永小百合ファンや、北海道の風景と人間ドラマを楽しみたい人に!




白ゆき姫殺人事件

湊かなえ原作映画:白雪姫殺人事件のポスター画像
松竹



あらすじ
化粧品会社OLの美紀(菜々緒)が惨殺され、容疑者として同僚の城野美姫(井上真央)が浮上。テレビディレクター・赤星(綾野剛)は、ネットや噂を頼りに美姫の過去を追うが、誰も真相を知らない。SNSの炎上と人間の嫉妬を描くサスペンス。

キャスト
井上真央、綾野剛、菜々緒、染谷将太、貫地谷しほり

見どころ
  • 井上真央の二面性
  • 中村義洋の現代性
  • イヤミスの新境地


続いてはデジタル社会の闇を描いた「白ゆき姫殺人事件」
Twitter(当時)を舞台にSNSのおそろしさが「イヤミス」として刺さります。原作の架空SNSをリアルに改変しているところにも注目。


見どころポイントとしてはやはり井上真央さんのの二面性ですかね。清楚な美姫と、噂で怪物にされるギャップを巧みに演じています。綾野剛の軽妙な演技も物語を牽引!!

原作との違い

原作は複数の証言で真相が曖昧に描かれるが、映画は赤星の調査を中心にストーリーを整理。美姫の内面より、外部の視点(噂や偏見)を強調し、サスペンス色を強めた。

白ゆき姫殺人事件:おすすめ理由
ネット炎上のリアルさが現代的で、SNS時代を生きる人に刺さる。イヤミスらしい後味の悪さと、井上真央の演技を楽しみたい人に!



少女

映画『少女』公式Xより

あらすじ
高校生の由紀(本田翼)と敦子(山本美月)は、「死の瞬間」を見たいという好奇心から、それぞれ過激な行動に出る。由紀は病院でボランティア、敦子は怪しい中年男(稲垣吾郎)と接触。2人の夏休みが交錯し、衝撃の結末へ。原作は湊かなえの2作目。

キャスト
本田翼、山本美月、稲垣吾郎、真剣佑、佐藤玲

見どころ
  • 本田翼&山本美月の化学反応
  • 三島有紀子の女性目線
  • イヤミスの極み


次に紹介するのは本田翼さんと山本美月さんの演技が光る「少女」


まず知的な由紀と天真爛漫な敦子を、本田翼さんと山本美月さんの2人がイメージを逆転して演じるていて、女子高生の危うさがリアルに表現されてます。

そこに女性監督ならではの繊細な演出が加わって少女たちの心理も丁寧に描かれていて、死への好奇心がより不気味に映ってます。

原作との違い

原作は由紀と敦子の独白で内面を掘り下げるが、映画は行動や対話を中心に視覚化。2人の関係性を強調し、原作より青春要素を強く打ち出した。

少女:おすすめ理由
湊かなえの初期の傑作で、少女たちの闇を直視する勇気がある人に。女性監督の視点や、若手女優のフレッシュな演技を楽しみたい人に!




望郷

湊かなえ原作映画:望郷ポスター画像
映画望郷公式



あらすじ
因島を舞台に、2つの家族の物語が描かれる。「夢の国」では、白木沢地区で育った智樹(大東駿介)が父の死を機に故郷へ戻り、過去の秘密に直面。「光の航路」では、航(貫地谷しほり)が母の不倫と家族の崩壊に向き合う。原作は短編集「望郷」の2編。

キャスト
貫地谷しほり、大東駿介、大竹しのぶ、緒形直人、森岡龍

見どころ
  • 因島のロケーション
  • 家族の絆と亀裂
  • アンサンブルキャスト


続いて紹介するのは「望郷」
湊かなえさんの故郷・因島の海と島の風景が、郷愁と閉塞感を醸し出す。菊地健雄監督の繊細な映像が美しい映画です。

イヤミスらしい暗さはあるものの、家族愛や再生のテーマの方が強い印象。航の母(大竹しのぶ)の複雑な感情が心に残ります。

大東駿介、貫地谷しほり、大竹しのぶ、緒形直人が、それぞれの家族の物語を深く演じているのも注目ポイント。

原作との違い

原作は短編で、独立した物語が郷愁をテーマに繋がる。映画は2編を交互に描き、因島という舞台でテーマを統合。原作の内省的な語りは、映像で家族の対話や風景に置き換えられた。

望郷:おすすめ理由
イヤミスの中でも温かみのある作品で、家族や故郷に思いを馳せたい人に。因島の風景や、大竹しのぶの演技を楽しみたい人に!




母性

映画『母性』公式Xより

あらすじ
女子高生の自殺事件を追う教師・清佳(永野芽郁)は、自身の母・ルミ子(戸田恵梨香)との過去を振り返る。ルミ子の過剰な愛と、清佳の疎外感が、母娘のすれ違いを深めていく。母性とは何か、家族の真実とは? 原作は湊かなえの意欲作。

キャスト
戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己、山下リオ、中村ゆり

見どころ
  • 戸田恵梨香&永野芽郁の競演
  • 廣木隆一の抑制された演出
  • 母性の問い


最後に紹介するのは戸田恵梨香さん主演の「母性」


1番の注目ポイントは「戸田恵梨香&永野芽郁の競演」です。
ルミ子の狂気と愛、清佳の孤独を2人が熱演。母娘の緊張感ある対話に胸を締め付けられます・・


「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一監督が、感情の爆発を抑え内面の葛藤を静かに描いているのもポイント。ラストの展開は衝撃的!!

母性は湊かなえが「これが書けたら作家を辞めてもいい」と語った作品



ちなみにこの「母性」について、これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました。と語っています。


原作との違い

原作は母娘と第三者の語りで叙述トリックが鍵だが、映画は清佳の視点を中心に整理し、ミステリーより家族ドラマを強調。第三者の正体を明かすなど、原作の曖昧さを減らした。

母性:おすすめ理由
湊かなえの集大成ともいえる作品で、母娘の複雑な愛憎に心揺さぶられる。戸田恵梨香の迫真の演技や、家族の物語に興味がある人に!




湊かなえ原作映画の魅力と選び方のコツ

湊かなえの映画は、以下の3つの魅力が共通しています。

  • イヤミスの読後感:ハッピーエンドとは程遠い、ザワザワする結末が観客を惹きつける。『告白』や『少女』の衝撃は特に強烈!
  • 心理描写の深さ:登場人物の内面を丁寧に描き、観客に感情移入させる。『母性』の母娘の葛藤や、『贖罪』の罪の意識が代表的。
  • 豪華キャストと監督:松たか子、吉永小百合、戸田恵梨香といった名優と、中島哲也、黒沢清、廣木隆一といった監督が、原作を鮮やかに映像化。


映画は原作を整理し、視覚的な物語に変換されているので原作を読んだことのない人でも楽しめます!!

原作未読でもOK!


ただし「イヤミスは後味が重い」ので、元気なときや覚悟を持って視聴することをおすすめします。「少女」や「贖罪」は特に心に残ります・・

  • 告白:イヤミスの金字塔。衝撃を求める人に。
  • 母性:母娘の愛憎に興味がある人に。
  • 白ゆき姫殺人事件:SNS時代を生きる若い世代に。
  • 贖罪:女優陣の演技と深いテーマを味わいたい人に。
  • 少女:青春の闇に挑みたい人に。
  • 北のカナリアたち:感動作や人間ドラマが好きな人に。
  • 望郷:家族や故郷の物語に浸りたい人に。


強烈なイヤミスを求めるなら『告白』『少女』、穏やかな物語なら『北のカナリアたち』『望郷



湊かなえ映画の文化的影響と今後

湊かなえの映画は、「イヤミス」というジャンルを広め、現代日本のミステリー文化に大きな影響を与えました。


特に『告白』は、2010年代の邦画ミステリーの金字塔として、国内外で高い評価を受け、全米図書館協会アレックス賞を受賞。「贖罪」も国際映画祭で注目され、湊作品の普遍性が証明。

湊かなえ原作映画の次回作に期待!!



今後も、湊かなえの新作が映像化される可能性は高いはず・・・


例えば、2023年にドラマ化された「落日」は映画化の噂も!?彼女の最新作「カケラ」や「湊かなえのことば結び」も、映像化に適したテーマを持っています。湊かなえさんのファンは要チェックですね!!

湊かなえさんの「落日」や「カケラ」が映画化されたら絶対に見たい!!



まとめ

湊かなえ原作の映画7作品は、どれも人間の闇と光を描く傑作!

  • 告白
  • 贖罪
  • 北のカナリアたち
  • 白ゆき姫殺人事件
  • 少女
  • 望郷
  • 母性


「告白」の復讐劇、「贖罪」の罪の連鎖、「北のカナリアたち」の人間ドラマ、「白ゆき姫殺人事件」のSNS社会、「少女」の青春の闇、「望郷」の家族の絆、「母性」の母娘の愛憎——それぞれが異なるテーマで観客の心を掴みます。イヤミスの衝撃を味わいたい人も、深い人間ドラマに浸りたい人も、湊かなえ映画は必ず満足させてくれるはず!!

——私個人の「湊かなえおすすめランキング」はこちら——

  • 告白
  • 贖罪
  • 少女


ちなみに・・私みさみさが個人的に選ぶ湊かなえおすすめランキングはこんな感じです。


どの作品から見ようか迷ったら、まずは「告白」で湊ワールドの洗礼を!配信サービスで手軽に視聴できるので、週末に一気見するのもオススメです。


 

 

★記事の内容は投稿した時点での情報を元にしています。

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コラム
この記事を書いた人
みさみさ

国内外こだわりなく映画やドラマを見ます。
このブログでは主に動画配信サイトにて視聴した映画・ドラマ・バラエティー番組などの感想を発信しています。そのため昔懐かしいドラマや映画の記事も出てきます。

トークバラエティーやドキュメント系にも興味があり、色々と探したりしています!

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